本サイト MAPHATJP は、文部科学省グリーンネットワーク・オブ・エクセレンス事業環境情報分野(GRENE-ei)「生物多様性・生態情報の環境情報への統合化および統合情報を利用した生物多様性影響評価法開発」(2011〜2016年)によって実施された「日本における植物生育適地推定」の成果公開サイトです。下記のデータとモデルを利用し、日本の標準地域メッシュにおける第 3次メッシュ解像度(以下、3次メッシュ)で日本全域において算出した植物生育適合度の推定結果を CSV、および GeoTIFF 形式でダウンロードできます。

 なお本サイトから取得できるデータは、環境要因(気候、地形、地質、土地利用)から推定される生育適地の分布です。分布適地として推定された場所に植物が確実に存在することを意味しません。また、推定に誤りが含まれる場合があることにもご留意の上で、ご利用ください。

データベースへ

入力環境変数

年平均気温:
WorldClim v1.4 (Hijmans et al., 2005) より作成(単位:℃)。
夏季降水量:
WorldClim v1.4 (Hijmans et al., 2005) より作成(単位:mm)。
冬季降水量:
WorldClim v1.4 (Hijmans et al., 2005) より作成(単位:mm)。
地形的土壌湿性度指数(TWI):
数値地図50mメッシュ(国土地理院, 2001)より作成。
地形区分:
若松ら(2005)を再分類して作成(低地・丘陵・山地の 3カテゴリー)。
火山性物質(表層地質):
国土数値情報(土地分類メッシュ昭和54年度)(国土交通省, 2002)より作成(在・不在)。
石灰岩(表層地質):
国土数値情報(土地分類メッシュ昭和54年度)(国土交通省, 2002)より作成(在・不在)。
超塩基性岩(表層地質):
国土数値情報(土地分類メッシュ昭和54年度)(国土交通省, 2002)より作成(在・不在)。
周辺二次植生割合:
小川ら (2013) および Akasaka et al. (2014) を利用して第 5回自然環境保全基礎調査植生図(環境庁, 1999)を再分類して作成(面積率)。該当する 3次メッシュの周囲 8メッシュも含めて合計 9メッシュ分から算出。
周辺植林割合:
小川ら (2013) および Akasaka et al. (2014) を利用して第 5回自然環境保全基礎調査植生図(環境庁, 1999)を再分類して作成(面積率)。該当する 3次メッシュの周囲 8メッシュも含めて合計 9メッシュ分から算出。
周辺農地割合:
小川ら (2013) および Akasaka et al. (2014) を利用して第 5回自然環境保全基礎調査植生図(環境庁, 1999)を再分類して作成(面積率)。該当する 3次メッシュの周囲 8メッシュも含めて合計 9メッシュ分から算出。
周辺都市割合:
小川ら (2013) および Akasaka et al. (2014) を利用して第 5回自然環境保全基礎調査植生図(環境庁, 1999)を再分類して作成(面積率)。該当する 3次メッシュの周囲 8メッシュも含めて合計 9メッシュ分から算出。

応答変数

植物分布:
環境省第6-7回植生調査(2000〜2012年調査分)における出現種データより作成(在)。対象は、50地点以上から出現している1192種。なお、種名(和名および学名)は Ylist (米倉・梶田, 2003) をもとに整理。

※以上の変数は全て 3次メッシュ単位で算出。

モデル

MaxEntモデル:
MaxEnt ver. 3.3.3k (http://www.cs.princeton.edu/∼schapire/maxent/) を利用して植物種ごとにモデルを作成。モデルの出力を各 3次メッシュの生育適合度とした。

変更履歴

第2版(2016年6月13日更新):
植物種名の一部が Ylist (米倉・梶田, 2003) に準拠していなかった点を修正。この種名修正により、解析対象種は1192種となった。
第1版(2016年3月27日更新):
初版公開。

ライセンス

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
本サイトより取得できるデータはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。ご利用の際は、以下のように引用をお願いいたします。

Saito MU, Kurashima O, Ito M, 2016. Maps of potential habitats for Japanese plant species. Available at http://gnetum.c.u-tokyo.ac.jp/maphatjp/.

引用

  • Akasaka, M., Takenaka, A., Ishihama, F., Kadoya, T., Ogawa, M., Osawa, T., Yamakita, T., Tagane, S., Ishii, R., Nagai, S., Taki, H., Akasaka, T., Oguma, H., Suzuki, T., and Yamano, H., 2014. Development of a national land-use/cover dataset to estimate biodiversity and ecosystem services. In: Nakano, S., Yahara, T., and Nakashizuka, T. (eds.) The biodiversity observation network in the Asia-Pacific region: Integrative observations and assessments of Asian biodiversity, p.209–229, Springer, Tokyo.
  • Hijmans, R.J., Cameron, S.E., Parra, J.L., Jones, P,G,, Jarvis, A., 2005. Very high resolution interpolated climate surfaces for global land areas. Int. J. Climatol., 25: 1965−1978.
  • 環境庁, 1999. 第5回自然環境保全基礎調査植生調査報告書. 346 pp. 環境庁自然保護局, 東京.
  • 国土地理院, 2001. 数値地図50mメッシュ(標高). [CD-ROM] 国土地理院, つくば.
  • 国土交通省, 2002. 国土数値情報(土地分類メッシュ昭和54年度). [土地分類データ] 2002年3月更新. http://nlftp.mlit.go.jp/ksj/ (2016年2月参照)
  • 小川みふゆ, 竹中明夫, 角谷拓, 石濱史子, 山野博哉, 赤坂宗光, 2013. 植生図情報を用いた全国スケールでの土地利用図の作成. 保全生態学研究 18: 69-76.
  • 若松加寿江, 久保純子, 松岡昌志, 2005. 日本の地形・地盤デジタルマップ. 96 pp. 東京大学出版会, 東京.
  • 米倉浩司, 梶田忠, 2003. BG Plants 和名-学名インデックス (YList). [種名データ]. http://bean.bio.chiba-u.jp/bgplants/ ylist_main.html. (2013年10月参照)